私が初めて精油を買ったのはたぶん7、8年前。
その初めて買った精油のうちの1つが、ベルガモットでした。
今でも一番好きな精油です。
初心者でも親しみやすい柑橘系の精油の中では
ちょっと複雑な香りのベルガモット。
同じ柑橘類のオレンジやグレープフルーツ、レモンなどは
ほとんどがリモネンなどのモノテルペン炭化水素類なのに比べて
ベルガモットは鎮静作用のあるエステル類を30%前後含むのが特徴です。
気分を高揚させつつ、鎮静もするので
ストレスの多い方にはおススメの精油です。
東洋医学的な観点からも
滞った気の流れをスムーズにしてくれるので
ストレスによる緊張やイライラ、落ち込みを解消し
鬱積した感情を解放してくれるそう。
五行説の分類では、「木」の精油。
「木」は、季節では「春」。
環境が変わりやすいこの時期には
ぴったりの精油かもしれませんね。
<注意>
光毒性のあるフロクマリン類を含むので
日中に肌につけるのは避けましょう。
芳香浴はOK。
紅茶のアールグレーの香りづけでは有名ですが
日本ではなかなか実物にお目にかかる機会がないベルガモット。
アロマクラフトの基材や容器でお世話になっている
「生活の木」のカタログの表紙と特集が今回ベルガモットでした。
この写真では分かりにくいですが
洋ナシっぽい形で
ライムとレモン(ビターオレンジの説もあるそう)の交配種とされていて
ビターオレンジに接ぎ木して栽培するそうです。
柑橘類ながら果肉は苦味が強いようで
果肉をそのまま食用にすることはほとんどなく
産地の南イタリアでも精油用に栽培されているそう。
でも、さすが産地の街レッジョには
ベルガモットスイーツの専門店があるようです。
いつか行ってみたいな~